約 4,390,791 件
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/96.html
なぜだ?!明日へのカプセル アクマ族の総師団長ゲベルが、大魔王ガルバーから「不滅の盾」を受け取る。 大魔王「ゲベルよ、不滅の盾は王者の盾なのだ」 ゲベル「ありがたく頂戴致します、大魔王ガルバー様」 大魔王「では行け、アクマイザー3を倒し、全地球を基地にしなければ、ダウンワールドを追われたお前たちに、もう生きる場所はないのだ!」 ゲベル「ははっ!」 都会のビル街に、ゲベルが現れる。 ゲベル「悪魔力(あくまりき)・大爆破!」 ビル群が次々に爆破されてゆく。 さらにゲベルは、住宅街にも現れる。 ゲベル「フフフ、次はこの団地だ」 声「待てぇ!!」 アクマイザー3(スリー)の仲間となったアクマ族のバスカル、ナメナメーダ、ノッペラー親子が現れる。 ゲベル「また出たか、うるさい虫ケラめ」 一同「子連れ浪人ノッペラー!」「その一子、ノッペラーJr.(ジュニア)!」「続いて、ナメナメーダ!」「ダウンワールド平和党委員長、バスカル!」「我ら、平和党4人衆!」 ゲベル「貴様たちなどに、用はない!」 バスカル「そっちになくても、こちらにはある! その不滅の盾をよこせ! 行くぞ!」 ゲベル「この身の程知らずめが! 悪魔力・竜巻起こし!」 バスカルたち4人がゲベルに立ち向かう。 しかし、不滅の盾の巻き起こした竜巻で、はるか遠くへ吹き飛ばされる。 さらにゲベルのもとから、兵士アグマーたちが現れる。 ゲベル「お前たちは行って、今の4人衆の始末をせよ」 バスカル「くッ、小癪な! 追撃隊とはな!」 バスカルたちは連携して、無数に群がるアグマーたちを蹴散らす。 バスカル「大丈夫か?」 ノッペラー「あぁ、大丈夫だ」 ゲベル「見事だ、4人衆……と褒めてやりたいところだが、わしから見ればまだほんの子供。悪魔力・金縛り!」 不滅の盾の力で、バスカルたちの動きが封じられる。 一同「くそぉ、気をつけろ!」「体が動かない……!」 ゲベル「そぉら、ゲベル軍団、思う存分串刺しにしてやれ」 兵士アグマーたちが、身動きできないバスカルたちに迫る。 そこへ光彦が、なぜか杖を手にして現れる。 ゲベル「まま、待て、小僧」 光彦「なぁに、おじさん?」 ゲベル「お、おじさん!? 貴様、ここへ何しに来た?」 光彦「僕? へへっ、たいしたことじゃないよ。たとえば、こんなこと。えぇい!」 光彦が杖を振るうや、バスカルたちの金縛りが解ける。 ゲベル「ぬぬっ!? 小僧、貴様何者だ!?」 光彦「魔法力・戻るんだらぁ~!」 光彦に化けていたザビタンが、正体を現す。 ゲベル「むむっ!?」 杖の声「驚くのはまだ早いぞ。魔法力・戻るんだらぁ~! イビルッチョ!」 杖に化けていたイビルが正体を現し、ザビタンと共にアグマーたちを蹴散らす。 ノッペラー「ははっ、ザビタンにイビルか!」 バスカル「ザビタン、恩に着るぞ!」 ザビタン「礼はゲベルを倒してからだ」 一同「心得た!」「行くぞ、父ちゃん!」「行くぞ!」 ゲベル「子供騙しはそのくらいにせぇ! 悪魔力・地獄ゴマ!」 ゲベルが盾を振るうと、ザビタンたちの体がコマのように回り始める。 一同「何だ、これは!?」「これでは戦えん!」 ガブラの化けたガブラッチョが顔を出す。 ガブラッチョ「ありゃりゃ、遅かったのぉ~」 ガブラッチョが参戦してゲベルに挑むが、逆に弾き飛ばされ、変身が解ける。 ゲベル「地獄パ──ンチ!」 ゲベルの盾の攻撃で、ザビタンたちが次々に吹き飛ばされる。 ゲベル「ハハハ。所詮、無駄なことよ」 ザビタン「おのれ、ゲベル! ザビタンノヴァ!」 ゲベル「ノヴァ返し!」 ザビタンの必殺攻撃もまた、盾に跳ね返される。 ゲベル「フハハハハハ!」 花吹雪と共に、ダルニアが現れる。 ダルニア「ハハハハ! しばらくね、ゲベル」 ゲベル「むっ、ダルニア!?」 ザビタン「ダルニア!?」 ダルニア「ゲベル。あなた、副師団長が欲しくない?」 ゲベル「何?」 ザビタン「何、まさか!?」 ゲベル「ハハハ! ダルニア、お前も利口な女だ。ザビタンに勝ち目はないと見て、このゲベル様の部下になるというのか?」 ダルニア「その返事は、2人きりになってからするわ」 一同「ダルニア!?」「なんちゅうことを!?」 ゲベル「グフフフ、こいつらの前では言いにくいというのか? よかろう」 ゲベルが魔法で、自動車を出現させる。 ゲベル「さぁ、行くぞ。さぁ、乗るがいい、ダルニア」 ダルニア「ありがと」 ゲベルがダルニアと共に、車で走り出す。 ザビタンたちも、バイクで追う。 ゲベル「えぇい、うるさいハエどもめ。悪魔力・尾行返し!」 不滅の盾が爆発を起こし、ザビタンたちは足止めされる。 ゲベルはザビタンたちの追撃を撒き、ダルニアと2人きりとなる。 ゲベル「さぁ、ダルニアちゃん、返事を聞かせてもらおうか?」 ダルニア「やぁねぇ、今さら聞くまでもないでしょ? 返事は『ノー』よ」 ゲベル「な、何だと!?」 ダルニア「だぁれが、あんたなんかの部下に? ドロンコで顔を洗って来るといいわ」 ゲベル「むぅ! 貴様、ザビタンたちを救うために!?」 ゲベルが不滅の盾を構える。 ダルニア「おっと! ゲベル、私にはダルニアビームがあることを忘れないでね」 ゲベル「くッ!」 ダルニア「その不滅の盾、ダルニアビームに勝てるかしらね?」 ゲベル「……この不滅の盾は、どんな力にも負けないはずだ。行くぞ!」 ダルニア「あいにくね。だったらダルニアビームも、負けることはないの。やってみればわかるわ。行くわよ、ダルニアビーム!」 ダルニアがビームを放つ。 ビームは不滅の盾に跳ね返され、ダルニア自身の足元に炸裂する。 ダルニア「きゃあっ!?」 ゲベル「ハハハ! 大口を叩きよって、ダルニア! 貴様の命もこれまでだ!」 ゲベルが剣を抜いてダルニアに迫る。 そこへ、ザビタンたちが追いついて来る。 ザビタン「待て、ダルニアに触るな!」 ダルニア「ザビタン!」 ゲベル「おのれぇ!」 一同「正義の貴公子、イビル参上!」「良い子の味方、ガブラちゃんも来たでぇ!」 ゲベル「えぇい、しぶといヤツらめ!」 ザビタン「ゲベル、ダルニアから離れろ!」 ゲベル「フフフ、性懲りもなくまだやるというのか?」 ザビタン「よし、ニューライトアタック! 行くぞ!」 3人の連携技、ニューライトアタックが炸裂する。 ザビタンが剣撃でゲベルに挑むが、不滅の盾で跳ね返される。 一同「ザビタン!」「大丈夫か!?」 ザビタン「大丈夫だ!」 ゲベル「ハハハ! もう貴様らとの戦いには飽きた。盾の力で片付けてやるわ。悪魔力・火炎の舞い!」 ザビタンたちを、炎の壁が取り囲む。 一同「熱い!」「熱い!」「この火から外に出られん!」 ゲベル「ハハハ、仲良く黒焦げになれ!」 ザビタン「くッ! イビル、頼む!」 イビル「任してくれ! 魔法力・変わるんだらぁ~! イビルッチョ! イビル消火器!」 イビルが消火器に化けて火を消す。 ザビタンたちは危機を脱して、ひとまず一平の家へ帰還する。 光彦「ゲベルって、そんなに強いの?」 一平「アクマイザー3は無敵だ。なぁ、ザビタン?」 ザビタン「うむ…… あの不滅の盾がある限り、ゲベルを倒すことは不可能だ」 一平「なんだよ、なんだよ。まったく、だらしがねぇぞ、おい。よく考えてみろよ。何か手はあるはずだ」 バスカル「一平くん。君は、あの盾の恐ろしさを知らないのだ」 ダルニア「あ~あ、お父さんさえ来てくれたらな」 一平「お父さん?」 ザビタン「あぁ。ダウンワールド平和党の、大臣さ」 一平「ダルニアのお父さんが?」 バスカル「魔法陣アタックに代るニューライトアタックを教えてくれたのも、大臣なんだ。大臣は、ゲベル軍団との戦い方をすべて研究し尽くしている」 一平「呼べばいいじゃないの。呼びましょ、呼びましょ! なんだったら俺、その人に電報でも打ってこようか?」 ダルニア「お父さんは今、病気で歩くこともできないのよ」 バスカル「『不滅の盾との戦い方だけでも教えてくれ』と、使いを出したんだが……」 ザビタン「……伏せろ!」 窓から、奇妙な鳥が飛びこむ。 大臣の声「ダルニア── バスカル── そしてザビタン──」 ダルニア「お父さんの声だわ!」 ザビタン「大臣の声の通信か!」 大臣の声「君たちの質問に答えよう── 不滅の盾を破る方法は、ひとつだけある──」 ザビタン「そ、それは!?」 大臣の声「ただし、これを行なう者は、死を覚悟しなければならない──…… 不滅の盾には、大魔王ガルバーの呪いがかけられている── 盾を破る者は、その魂を小さなカプセルに閉じ込められ、永遠に葬り去られてしまうのだ── だがザビタン、私は君たちに、これをやってもらいたい──」 ダルニア「お父さん、ザビタンに死ねって言うの!?」 大臣の声「地球を救うにはゲベルを敗るしかないのだ──」 ザビタン「大臣…… やらせて頂きます!」 ダルニア「ザビタン!?」 大臣の声「聞け、ザビタン── 不滅の盾を破る方法は── アクマイザーアタックだ!」 ザビタン「アクマイザー……アタック?」 大臣の声「そのやり方は──」 ザビタン、イビル、ガブラの3人は、 その日から、血の出るような アクマイザーアタックの訓練を始めた。 ザビタンたち3人が、草原で特訓を続ける。 「行くぞ!」「よっしゃ!「それぃ!」 「ジョイント、行くぞ! ジョイント・1(ワン)!」「2(ツー)!」「3(スリー)!」 3人が大ジャンプし、空中でフォーメーションを組むが、体勢が崩れ、そのまま墜落する。 ザビタン「組み立て方がもうひとつ、よくわからん。やり直しだ。行くぞ!」 一同「さぁ、行くぞ!」「行くぞ!」「行くぞ!」 時を同じくして…… ただ一人、ゲベルの基地へ向かう ダルニアの姿があった。 (大臣『不滅の盾を破る方法は、ひとつだけある── ただし、これを行なう者は、死を覚悟しなければならない──』) 声「待てぇ、ダルニア!」 バスカル、ナメナメーダ、ノッペラーの3人が現れる。 ダルニア「あなたたち!?」 バスカル「ザビタンを死なせまいと、君1人で行く気だな? よせ、ダルニア!」 ダルニア「イヤよ」 バスカル「アクマイザーアタックは、私たちがやる!」 ダルニア「えっ、あなたたちが!?」 バスカル「私たち3人、充分訓練した。私たちならできる」 ダルニア「そんな……!? あれをやると、死ぬわよ!?」 バスカル「ザビタンたちは、これからの地球になくてはならぬ人物だ。ゲベルは私たちで倒す!」 ダルニア「待って! ノッペラー、あなたには子供が、Jr.がいるじゃないの?」 ノッペラー「ダルニア、Jr.はとても強い子だ。あとはよろしく頼むぜ」 一同「幸せにな、ダルニア」「ザビタンと、仲良くやるんだぞ」 ダルニア「そんな……」 一同「ザビタンたちに、よろしく伝えてくれたまえ。お父さんにもよろしく」「じゃ!」 ダルニア「あっ…… ザビタンに知らせなくちゃ!」 特訓を続けるザビタンたちのもとへ、ダルニアが駆けて来る。 ザビタン「どうもうまくいかんな…… もう一度だ」 ダルニア「ザビタ──ン! ザビタァン!」 ザビタン「どうした、ダルニア?」 ダルニア「あ、あのね、バスカルが、バスカルたちが!」 ザビタン「バスカルたちがどうしたんだ?」 ザビタンたちは事情を知って、特訓を中止し、ザイダベック号で飛び立つ。 ザビタン「幽霊船からザイダベックへチェンジ!」「スクリュースイッチ・オン」 イビル「高度34000、進路1620」 ザビタン「目標、ゲベル基地!」 バスカルたち3人が、ゲベルに立ち向かう。 ゲベル「ハハハ、さぁ来い!」 バスカル「よし、アクマイザーアタックだ!」 地面に魔法陣が浮かび上がる。 バスカルたちはそれに沿って三角形を描きつつ走り、さらに3人が宙に舞う。 一同「行くぞ! ジョイント・1!」「2!」「3!」「アクマイザーアタッ──ク!!」 バスカルたち3人が、ゲベルの盾目がけて連続攻撃を繰り出す。 だが攻撃は通じず、逆に吹き飛ばされてしまう。 バスカルたち「うぅぅっ!?」 ゲベル「ハハハ、やったぞ!」 ようやくザビタンたちが到着する。 しかしすでに時は遅く、バスカルたちは大爆発と共に、最期を遂げる。 一同「バスカル……」「みんな、えぇヤツやったのになぁ」「負けた…… アクマイザーアタックでも勝てなかったわ」 ザビタン「いや、違う」 ダルニア「えっ?」 ザビタン「見たか?」 ガブラ「あぁ、見たでぇ」 イビル「バスカルたちは、魔法陣の組み立て方をほんの少し間違えたんじゃ」 ザビタン「彼らは、魔法陣のクロスする2つの三角形のうち、1つしか使用しなかったのが原因だ。そうだ…… これで、どうにもわからなかったコツが掴めた! 行くぞ!」 ダルニア「あぁっ、待って!」 ザビタン「止めるな、ダルニア。わかってくれ…… 地球の平和を守るにはもう、最後のこの手しかないんだ。イビル、ガブラ!」 ゲベル「ハハハ! まだ、かかってくるというのか! よほど死にたいと見えるな。やれぇ!」 ザビタン「ゲベル、貴様の悪だくみもこれまでだ! 行くぞ!」 ゲベルの部下たちが、襲いかかるが、ザビタンたちは1人残らず蹴散らす。 残るはいよいよ、ゲベル1人。 ゲベル「このぉ……!」 ザビタン「よし、アクマイザーアタックだ!」 イビル「よっしゃ!」 ガブラ「おぅ!」 地面に魔法陣が浮かび上がり、ザビタンたちは三角形を描きつつ走る。 さらに交錯する三角形を描いて3人が走り、その軌跡が六芒星を成し、3人が宙に舞う。 ザビタン「ジョイント1!」 ガブラ「2!」 イビル「3!」 3人「アクマイザーアタック!!」 大回転した3人が巨大な火の玉と化し、ゲベルに炸裂する。 ダルニア「ザビタン……!」 ゲベル「ぐわあああっっ!?」 その威力は不滅の盾をも破り、ゲベルを吹っ飛ばす。 ゲベル「おのれ、アクマイザー3……め……」 ゲベルが大爆発し、最期を遂げる。 しかしザビタンたちもその威力で吹き飛ばされ、大地に叩きつけられる。 そして、大爆発── ダルニア「あぁっ……!?」 爆炎がやみ、地面には3つのカプセルが転がっている。 ザビタンは勝った。 しかし3人は大魔王ガルバーの呪いを受け、 その魂を小さなカプセルの中へ 閉じ込められてしまったのである。 3つのカプセルはひとりでに宙に浮き、空の彼方へと飛んでゆく。 ダルニア「……ザビタァァ──ン!!」 一平、光彦、ノッペラーJr.も駆けつける。 一平「イビル──っ!」 光彦「ガブラぁ──!」 再び アクマイザー3が帰ることはない。だが、泣くのはよそう。ザビタン、イビル、ガブラの魂は、いつまでもいつまでも生きているのだから── おわり
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2577.html
ウルトラマンオーブはウルトラマンゼロとウルトラセブンの力を得て、新たな姿であるエメリウムスラッガーとなり、亡霊魔導士レイバトスの最終決戦が始まる。 ゼロ「攻撃の手を緩めるな、オーブ!」 オーブ「はい! 俺は負けない! 俺を見込んで力を貸してくれた、先輩たちに応えるためにも!」 ゾフィー、セブン、ジャック、ゼロも、固唾を呑んで戦いを見守る。 オーブ「オーブスラッガーショット!!」 レイバトス「お、おのれぇぇ!!」 オーブ「超(ハイパー)ウルトラノック戦法だ! 俺たちに勝とうなんざ、二万年早いぜ!」 オーブスラッガーショットとアイスラッガーの三刀流が、レイバトスを追いつめる。 とどめのESスペシウム光線が炸裂する。 レイバトス「ぐあぁ──ッッ!! や……闇は潰えんぞ…… 光がある限りぃぃ──!!」 レイバトスが断末魔の叫びと共に、大爆発する。 ゼロ「よっしゃあ!」 レイバトスの持っていたギガバトルナイザーが、闇に包まれるように、忽然と消えてしまう(*1)。 ゼロ「今のは……?」 M78星雲ウルトラの星、光の国。 セブン「これで、しばらくは平穏が続くだろう」 ジャック「君のおかげだ、オーブ」 オーブ「そんな…… 戦い抜けたのは、皆さんのお力添えがあったからです」 ゾフィー「謙遜することはない。今回の君の働きには、スターマーク勲章を与えてもいいくらいだ」 ゼロ「このまま、宇宙警備隊に入っちまえよ」 オーブ「……せっかくのお誘いですが」 オーブが変身を解き、ガイの姿に戻る。 ガイ「俺は銀河の風来坊。流れ者が性に合っています」 ゼロ「フッ、そうか…… 残念だな」 セブン「また、どこかで逢うこともあるだろう。君が正義を愛する、ウルトラの戦士である限りな」 ガイ「はい。お世話になりました」 ガイが深々と頭を下げ、姿を消す。 ジャック「オーブか…… 気持ちのいい青年でしたね」 ゾフィー「そうだな」 ゼロ「……」 セブン「どうした、ゼロ?」 ゼロ「あ…… い、いや、何でもない」 その頃、レイバトスはボロボロの姿で、蘇生を遂げている(*2)。 レイバトス「うぅっ…… 許さんぞ! ウルトラ戦士めぇ! ウ、ウジュイカ・レエガミヨ……… 何もかも終わりにしてやる。甦るのだ、ギガバトルナイザーの本来の主、ウルトラマンベリアルよ!」 レイバトスがウルトラマンベリアルを甦らせようとするが、ベリアルは現れない。 レイバトス「あぁっ! な、なぜだ!? まさか…… ベリアルは生きている!?」 足音が近づいて来る。 レイバトス「うぅっ!! そ、その気配…… 貴様は!?」 ベリアルを思わせる目をした、謎のウルトラマン(ウルトラマンジード(プリミティブ))が登場する。 レイバトスを目がけて必殺光線の「レッキングバースト」を放ち、弱体化したレイバトスが最期を遂げる。 このウルトラマンの正体は……!? (*3) (終)
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2179.html
最終話 魔法少女☆決戦 さき「・・・・・・・・、こ・・・これは・・・」 町に大量のゲートが開き、妖魔たちが次々に人々をさらっていく地獄絵図が広がっていた。 そんな中、改造人間藤本は妖魔を締め技で倒していた。 藤本「ようやく来たか・・・」 さき「藤本さん!!」 藤本「見ろ、この有様を・・・とんだ世界の終末だぞ・・・」 さき「マネージャーは今・・・!?」 藤本「ああ・・・ゲートの出現に気をとられていたら、忽然と姿を消していた・・・」 桜世「見逃したってことですか?」 藤本「まあ・・・有り体に言えば・・・」 兵衛「・・・もしかしたら、桃拾をさらうと同時に魔界へ帰ったのかもね」 さき「そんな・・・どうすれば・・・!?」 ?「YOU達、魔界へ来ちゃえばいいんじゃない?」 さき「!?」 ?「フッフッフッ・・・・・」 町中のテレビに、仮面を付けた小波、もとい仮面で顔を隠した妖魔のボスが映し出された。 ボス「ファーハッハッハ!!全テレビ局の電波・・・および全世界は!!我が妖魔の手に落ちた!!」 兵衛「あの面妖な不審者は・・・もしや・・・」 さき(マネージャー・・・・!!) ボス「あー、オホンッ、恐怖に震える人間達よ・・・我々にはいかなる兵器も通じない。加えてこちらには・・・」 ボスは縛られた桃拾を出してきた。 ボス「STAR☆PRINCEの御翔桃拾!!そう、人質が居るのだ!!人間に唯一残された希望・・・魔法少女よ。さあ・・・お前たちはどうする・・・・?」 「平穏を取り戻したくば、ゲートをくぐり、私を倒しに来るがいい・・・急がないと人質・・・もとい世界がどうなるか、わからんぞ。ハッハッハッ」 テレビが消えた。 さき「これは・・・・」 兵衛「明らかに君達を自分のホームに誘導しようとしている。のこのこ敵地に行くなんて無謀にも程がある」 藤本「フン!無謀上等・・・元より正義とはそういうものだ」 さき「藤本さん・・・」 藤本「ほかにも打つ手もなし・・・敵は魔法少女を指名しているが・・・臆しているのなら己が行ってもいいぞ?」 さき「わ・・・私は・・・行きます!!私に・・・行かせて下さい!!」 桜世「・・・私も」 藤本「よかろう。ならばその間町中の妖魔は己が食いとめておく」 さき「よろしくお願いします・・・!!」 兵衛「なっ・・・本気?」 さき「ココロちゃん、お願い」 兵衛「ハァ・・・・・じゃあ僕はゲートを封じる手段がないか試してみるよ。妖精と妖魔 の魔力は質が似ているからね・・・2人とも、桃拾を頼んだ」 さき「はい!!」 変身したさき(魔法少女 俺)と桜世(魔法少女 サキガスキ)がゲートに入る。 さき「それじゃあ・・・気をつけて!」 藤本「パンツ見えてんぞ」 「誰にものを言っている!!貴様等こそ途中で鼻水たらして泣くなよ」 さき「はい!!」 さきと桜世がゲートの向こうへ進んだ。 兵衛「どれどれ・・・ところで・・・今日はちゃんと戦えるの?改造人間クン」 藤本「無論だ。お前が金を前払いしてくれたお陰でパワー充填も完璧だ」 「それに俺は・・・人々の平和を守る、ヒーローだからな!!」 藤本のベルトがスパークを起こす。 ゲート内は、蝶々みたいな虫や顔の付いた花が咲く、ファンシーな空間だった。 さき「こ・・・・ここが魔界・・・・・?なんか異様にファンシーでキモイ、逆に禍々しい。あっ、こんな所にまでカメラが・・・・」 桜世「とことんショー感覚ってこと・・・・・?」 さき「マネージャー・・・一体、何を考えて・・・」 桜世「あっ!!あそこにあからさまな扉が・・・」 二人の進む先に、「ボスのへや」と書かれた扉があった。 その横にはセーブポイントもあった。 さき「クソ~~~~~なめてんな~~~~~~、アレッ開かない」 桜世「・・・さき、やっぱり罠かも」 桜世がセーブした所で、無数の妖魔が群がってきた。 桜世「やけに静かだと思ったら・・・待ち伏せってわけね」 さき「今までの妖魔オールスター!?」 「いやなんか結構新顔もいない!?クッ・・・ここにきて中ボスっぽいのまとめてきやがった」 (くっ・・・早く行かないといけないのに・・・!!) 桜世「・・・・・・ちょっと我慢してね」 桜世がさきを抱え、「ボスのへや」の扉に投げつけた。 さき(!?)「へぶっ」 さきは扉を突き破り、地面に落ちた。 さき「さ・・・桜世!?何・・・!?」 桜世「ここは私に任せて先に行って!!」 さき「そんな・・・無茶だよ!この敵の数相手に・・・それに桜世、私が居なかったらバッタ並の能力なのでは・・・」 桜世「心配しないで、策はある」 さき「でも・・・!」 桜世「さき!!さきは誰のために魔法少女になったの?兄さんを守るためでしょう!?早く行ってマネージャーにビンタの10発でも100発でも食らわせて、目を覚まさせてあげて」 さき「桜世・・・・」 桜世「大丈夫」 さき(!?) 桜世の右手には、さきを模した人形が握られていた。 桜世「私渾身の手作りさき人形よ・・・・」 さき人形「サクヨダ~イスキ」 桜世「そして、さきの右手には私の人形が・・・」 桜世人形「サキダ~~~イスキ」 さき(い・・・いつの間に・・・」 桜世「どんなに離れていても、私達はいつも一緒に居る・・・・これまでも・・・これからも。心配しないで。さきとラブラブチュッチュッな生活をお車で、私は倒れない・・・それに・・・私が誰のために魔法少女になったか覚えてる?」 「私も好きな人のために戦いたい、守りたい」 さき(桜世・・・) 「桜世・・・愛してる!!」 さきが先へ進んでいった。 桜世「それが例え親友としての言葉でも・・・そんなこと言われたら・・・・死ねるって思うのが恋する乙女ってヤツよね」 桜世がさきの写真を無数に取り出し、ばらまいた。 妖魔たち「!?」「!?」「!?」 桜世「私が今まで集めてきたさきの写真数千枚・・・私の命より大切なものだけど・・・それ以上に大切なもののために、私はあえてこれを捨てる」 「さあ、この写真達をこえて攻撃してくるがいいわ・・・ただし!!その度に、私は強くなる!!ウオオオオオ」 さきが妖魔のボスの元にたどり着いた。 ボス「ククク・・・・ようやく来たか・・・魔法少女よ」 さき「・・・街の襲撃をやめて、桃拾ちゃんを解放してください」 ボス「・・・よかろう。ただし!!私が倒せたらの話だ!!」 さき「うおおお!!」 さきが妖魔のボスへ向かっていった! ボス「ククク・・・よくぞここまで辿り着いたな、魔法少女よ・・・!!人類のためにここまでのこのことやってきた勇気はほめてやろう・・・しかし!!こちらには人質が居るのだ・・・」 さき「クッ・・・」 ボス「そしてもう一つ・・・愚かな貴様に教えてやるとしようか・・・そう、妖魔の親玉の正体とは、この私・・・」 妖魔のボスが仮面を外した。その素顔とは・・・ 小波「魔法少女のマネージャー・・・矢茂小波だったのだ――――!!」 LIVE 今明かされる真実・・・ 悲しき運命にどう立ち向かう!?CM後、必見!! 小波とさきの周りで、妖魔達がテレビの撮影と中継をしていた。 小波「カットォ――――、ハイッ、おつかれー。いったんCM入れまーす」 妖魔「ウ―――ス、休モライマ~ス」 妖魔達が下がった。 小波「さきちゃんもおつかれ~あっビックリしたっしょ、僕が親玉って。ほんっとこんな魔界くんだりまでごめんね~」 さき「ちょ」 小波「あれ?桜世ちゃんは?戦力分配間違えたかな~」 さき「ちょっ・・・」 小波「アイドルだし顔は狙わないよう言ってあるんだけどケガとか大丈夫?」 さき「ちょっと!!何っ・・・なんなですか!?さっきから!?いれたりつくせたり!!」 小波はお茶とお菓子まで出していた。 小波「何って・・・あー・・・さっきの口上のこと?あれはドラマ性を高める演出っていうか・・・もしかして「世界の半分をやろう・・・」系の方がよかった?」 さき「そうでなくて。何が目的で、こんなこと・・・するんですか?桃拾ちゃんをさらって町を妖魔だらけにして・・・そのために今まで私達を利用していたんですか・・・!?」 小波「違うよ、君達のために皆を利用したんだ」 さき(!?) 「何を・・・」 小波「うーん・・・オフレコにしとくつもりだったんだけど・・・まあいっか!」 「つまりね・・・」 数年前、魔界統括庁 異世界侵略局。 その局長だった小波は・・・・だらけていた。 妖魔「ちょっ・・・モコっさ~んしっかりしてくださいよ~、午後からまたエルフ界の奴らの仕入れあるんスよぉ」 小波「あ~・・ごめぇん。今日のノルマなんだっけ?」 妖魔「えーと・・・さらってきた生物に無体を強いることっスね」 小波「えぇ・・・またぁ?」 (ハァ~~~~~、なんっかこの仕事あわないんだよな~・・・) (まぁ適当にこなしてりゃ将来安泰だし・・・今日は早めに帰って録りためてたやつを・・・) 妖魔たち「大変だ―!!江頭さんが倒れたぞ―!!」 「江頭さんって・・・人間界担当のか!?」 「人間界ってDクラスに弱小地区じゃねーか・・・どうして・・・」 「いやなんも・・・・マホーショージョってのが俺達の邪魔をしてるらしい」 「こりゃ本格侵略の通達がくるかあ?」 小波「そ・・・その話、本当・・・?」 妖魔「なんで生まれたての妖魔みたくなってんスか」 「は、はい・・・あっ!今すぐ代わりの担当者を・・・」 小波「いや・・・僕が行くよ」 妖魔たち「きょ・・・局長自ら!!?」 「何故そのような・・・きっと長期間の調査を伴う厳しい任務に・・・」 小波「いいから・・・・いいから」 妖魔「いいから!??」 小波「皆に危ないマネ・・・・させたくないんだよ!」 妖魔「局長・・・・」 小波(かくして僕は人間界侵略の任に就いた) 妖魔たち「局長」 「お気をつけて」 「ご武運を」 小波「全ては妖魔のために!!」 小波(現在)「もちろん、大嘘である」 小波(魔法少女に会える。生魔法少女、生魔法少女、生魔法少女) 小波(現在)「そう、ご存じの通り僕はバッキバキの魔法少女オタクであり、そのときの僕をつき動かしていたのはひとえに」 「魔法少女に会える!!」 「ということだった」 「―――しかし、そんな僕を待ち受けていたのは」 「残酷な現実だった」 さより「も――――ムリ!!コーさんほんっとムリムリこれ」 「ねっ見てコレ、息切れスッゴイ」 ココロ「さよちんガンバ!!ほら・・・救心飲んで・・・・」 小波が見たのは、腰痛に苦しむオッサンもとい魔法熟女・さよりの姿だった。 小波(なんだこのオッサン―――――) 小波(現在)「僕の夢は死んだ」 さきと小波は映写機で当時の映像を見ていた。 さき「あんた・・・仮にも人の母親にむかってオッサンて・・・・」 小波「ほら・・・なんていうか・・・僕が好きなのは魔法少女であって・・・瀕死の中年ではない訳じゃん?さすがの僕にも許せる基準があるっていうか・・・」 小波(現在)「やる気を完全に失った僕は、ニートになった」 さき(いきなり社会派ドキュメンタリーみたくなったな・・・) 小波(侵略とかもうどーでもいいや・・・) 小波(現在)「だいぶ投げやりにもなってた。しかしここである問題が浮上する・・――――」 「資金が尽きたのだ」 「経費削減により、これから先の生活費は自己負担でね ♡魔界より♡」 さき(魔界も相当ブラックだな・・・) 小波(現在)「僕は働かざるをえなくなった」 小波は求人情報誌を見た。 小波「あーほんとなんでこんなとこ来ちゃったんだろ。聞いてないよこんなの・・・ん」 (アイドルのマネージャーか・・・) それから、小波はさきと桜世のマネージャーになった。 小波(現在)「気まぐれではじめたマネージャー業だけど」 魔法少女『夢のためならめげないくじけない!私達は誰にも負けない!』 (誰も聞いてないが)歌い続けるさきの姿に小波は魔法少女を重ねていた。 小波「・・・・・」 小波(現在)「いつの間にか」 小波(かっこいいなぁ) 小波(現在)「本当に君達のファンになっていた」 「そしてそんなある日のこと」 小波「くっそ~なんだよあのイベント会社、社員全員モョスウッチ界の奴隷にしてやろうか!!」 小波の机の上に大量の手紙が積まれていた。 小波「・・・・ん?」 「最終通告 貴殿の任務成績及び態度に問題有.今後改善が見られぬ様であれば処分を検討.♡魔界よ」 小波(・・・あー・・・失敗者には厳しいからなー魔界。でも来週オーディションあるから処分は困るし・・・よし!その辺の人間さらってきて・・・) しかし、さきと桜世のことを思い返し、小波は通告書を握りつぶした。 小波(・・・・・う―――――ん、どうしたもんかな――――) 小波(現在)「そう考えていた矢先の、あの出来事だった」 ココロ「魔法少女にならんか?」 小波(現在)「興奮したよ!こんな巡り合わせってあるんだって感動したね。このチャンスを逃す手はないと思った」 小波「ねぇ!今日、桃拾君って家には・・・」 桜世「えっ・・・帰ってきてますけど・・・見えない・・・・」 小波「そうなんだ!」 小波が右手から妖魔へ指令を飛ばし―――― 小波(現在)「あとは知っての通り。君は桃拾くんを助けるために変身した」 小波「やっぱり男だけど・・・まあ・・・オッサンよりかは・・・」 小波(現在)「何度も」 小波「あっもしもしオオボラ新聞社さん?今○○の2丁目でウワサの魔法少女が戦ってるってネタを掴んだんだけど」 小波(現在)「何度も」 街角の女性「かっこよくな―――い?」 小波「グッ!」 小波「そしてその度に『魔法少女』は有名になった。大変だったんだよ?マスコミに現場おさえてもらえるよう仕込むのとか」 さき「なっ・・・・」 小波「そう!つまり・・桃拾君も妖魔も、ただの宣伝手段だったんだよ」 さき「じ、じゃあ桃拾ちゃんの歌の力とかは・・・」 小波「うーん・・・たまに居るじゃん?そういう人。ウタダとか・・・・」 さき「い・・・居ますかね!?」 「本当にそんなことのために・・・・?」 小波「「そんなこと」じゃないよ。『魔法少女』かつ『アイドル』!!君達こそ僕の最高の夢だ!そして今日この日!皆の記憶に『魔法少女』を刻みつけるんだ!!人間は飽きっぽいしすぐ忘れるからね・・・だからこそ人気がピークの今なんだよ!注目が一番集まりやすい今「妖魔の親玉」を倒すシーンを見せつけることで『魔法少女』はヒーローになれる。後世にまで語り継がれる「英雄」になるんだ!」 小波が笑みを浮かべた。 小波「大丈夫!確かにこの後一戦交えることになるけど・・・僕そんな強くないから!3段バトルとか真の真の姿とかハデなイベント起こせなくて申し訳ないけど・・・だから君は思う存分僕を倒してくれていいんだよ。君達の成功を支えることが僕の仕事なんだから!」 「・・・どうしたの?・・・もしかして僕に情がわいちゃったりしてる?それなら尚のこと倒してほしいな」 小波が縛った桃拾に電撃を流した。 桃拾「――――っ・・・・」 小波「「魔法少女の敵」なんてそれこそ夢みたいだもの。それにファンとしてアイドルのかっこいい所を見たいと思うのは当たり前だろ?・・・少しでも僕を思いやってくれるのなら、僕に、勝つところを見せてよ」 「・・・・どうしてわかってくれないの?」 さき「・・・わかりました」 小波「嬉しいよ、それでこそプロ・・・」 さきは周りの映像機器を壊しだした。 小波「!?ちょっ・・・ちょちょっ・・・何して・・・いった」 さきは小波を殴り飛ばし、ステッキの先で足を突く。 小波「ちょっ・・・痛っ・・痛い!!致命傷に至らないレベルで地味に痛い!!!」 さき「・・・・確かに、私達がここまでアイドルとして有名になれたのは魔法少女のおかげです。でも、誰かを傷つけてやっと成り立つ存在なんて、そんなの間違ってる。そんな「アイドル」も「魔法少女」もニセモノです。どうしてマネージャーがそれをわかんないですか」 さきがステッキで小波の頭を小突いた。 小波「・・・さきちゃん・・・痛いよ」 さき「うっ、うぅつ」 小波「アイドルとしてNGな顔になってるし」 さきは大泣きしていた。 さき「うわ~~~~~んマネジヤーのバカァ~~~~~~~、マネージャーのじたことは許ぜないしっ、皆も助げだいけどっ、でもっ、マネージャーと戦いたくないよお――――」 小波「・・・・ムリだよ。この騒ぎを計画した時点で、人間界にしろ魔界にしろ、僕の居場所はなくなったんだ」 小波が電撃で自分の真上の鍾乳洞を折った。 小波「だから、僕にはもう、これくらいしか君達にしてあげられることはない」 さき「!!」 小波はさきを電撃で弾き飛ばした。 そして鍾乳洞が小波に落ちていく―――― さき「マ・・・マネージャ――――ッ」 鍾乳洞は小波の目の前に落ちた。 小波「・・・・・――――っ・・・っ何が・・・」 さき「桃拾」 桃拾が、小波が持っていた自分を縛る縄にかぶりつき、小波を引っ張っていた。 さき「大丈夫!?どうしてこんな・・・」 桃拾がさきの手に文字を書き出した。 桃拾『あなたの役に立ちたかったから』 『あなたの大切な人を』 『いつもあなたが守ってくれるように俺も守りたかった』 さき(あ、まただ、結局また私、桃拾ちゃんに助けてもらってる) 「・・・違う、『俺』は何もしてない、そもそも今までのことだって・・・」 桃拾『そんなことない』 『あなたは今まで何度も危険を省みず皆を救ってくれた』 『それで十分』 『間違いなく「魔法少女 俺」は』 『俺のヒーローだから』 さき「―――――っ・・・」 (桃拾ちゃ・・・) 兵衛「ハイッ、そこまで――――魔法少女は不純異性交遊禁止だから」 兵衛がさきと桃拾の顔を引き離した。 さき「!!?!!??」 兵衛「助けに来たんだけど・・・必要なかったみたいだね―――こっちはギリギリアウトの手つかって妖精界と連絡とったっていうのに・・・」 兵衛は893、もとい妖精の皆さんを連れてきていた。 ココロ「わしが案内したんやでコラァ」 兵衛「やっと侵入できたと思ったらこの有様だよ、うちの業界そういうのダメだから」 「・・・・・桃拾、待たせて悪かった」 桃拾(なぜここに兵衛が・・・・) 兵衛「えっ・・・待って、まだ現状把握してないのこの子」 さき「みたいっスね・・・」 兵衛「さすがにオレも心配になってきたんだけど。どんだけ察する気ないの」 桜世「さき!」 桜世がさきに抱きついた。 さき「わっ・・・桜世!大丈夫!?ケガは・・・」 桜世「大したことない・・・妖精の皆とプロマイドのおかげ」 さき「プロ・・・何?」 桜世「あっ・・・でもしばらくこのままで。さきの胸筋の力で回復するから・・・」 さき「胸筋ってそんないやしのパワーあんの?」 兵衛「・・・・さて」 兵衛が魔法陣を出し、小波を拘束した。 小波「!」 兵衛「君を異界侵略の罪で拘束させてもらう」 小波「ハァ~~~~・・・こんな結果になるとはな~」 兵衛「ま、いいとこどりみたいで申し訳ないけど、ここまで大々的にされたら、妖精界も直に動かざるを得なかったって訳さ」 「じゃ、あと連行よろしく―――」 妖精「ウ―――ス」 さき「あっ、あのっ、マネージャーはこれから・・・」 兵衛「ああ・・・彼は・・・これから妖精界の監視下に置かれる」 妖精が持つモニターから、本郷が小波に勝ち誇っていた。 本郷「貴様ここで会ったが百年目、しかし妖魔の首はこの己が狩り取」 小波「?」 妖精「こらっキリキリ歩け!!」 兵衛「もう人間界に戻ることはないだろう」 さき(やっぱり・・・) 兵衛「・・・酷いことはしないよ。今回実害はほとんどなかったんだ。本当に『パフォーマンス』の一環として妖魔をうまく調節してたんだろうね」 さき「・・・!」 (マネージャー・・・) 小波は妖精にゲートに押し込まれていた。 小波「ちょっとも~~~優しく押してよね~~~~」 さき「・・・・・マネージャー――――!!私達・・・・絶対「本物」になりますから」 小波「楽しみにしてるよ。じゃあ・・・僕からも一つだけ」 「・・・・握手してもらってもいいかな?」 小波がさきと桜世と握手した。 小波「ありがとう。じゃあね、2人とも。応援してる」 小波を入れたゲートが消えた。 その後の人間界。 さき「みんなー!今日はありがとー!!」 元の姿のさきと桜世がライブをしていたが、誰も来てなかった。 さき「うう・・・また1枚も売れなかった・・・」 ココロ「お前・・・ほんっまダンスキモイぞ・・・ヒイた・・・」 桜世「キモくないよ」 さき「心底から言うのやめて・・・」 ココロ「それにしても・・・「魔法少女アイドル」引退、えらい騒ぎやったなぁ。正直おしいことしたとか思ってへん?」 さき「うーん・・・・・・だからこそ追いつかなきゃと思うんだ。マネージャーとも約束したし」 ココロ「そうか・・・・」 男性「すみません、一枚ください」 さき「えっ。あっ・・・ありがとうございますっ!!」 ココロ「やれやれ・・・・・・む?」 「この反応・・・2丁目でチンピラやな。おい行くで」 さき「えっ、まだライブの途中・・・・」 ココロ「それはそれ、これはこれ。ちなみに魔法少女はそんな簡単に引退できんから覚悟しとけよ」 さき(厳しい・・・) ココロ「ちなみに襲われとるのは・・・」 桃拾が4人のチンピラに囲まれていた。 さき「ま・・・また桃拾ちゃん!?」 ココロ「あいつ死兆星の下に生まれついとんちゃうか」 桜世「はやく行かなきゃね」 さき「うん!!」 チンピラたち「ヘイヘ~~~イ」 「あんちゃん、ヘイヘ~~~イ」 桃拾が笑みを浮かべた。 チンピラたち「おん!?」 「OH?」 変身したさきと桜世が駆けつけた。 さき「魔法少女 俺!! 参上!!」 END
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/1867.html
発売日 2011年6月24日 ブランド CandySoft タグ 2011年6月ゲーム 2011年ゲーム CandySoft キャスト 真中海(一条楓子),一色ヒカル(一条灯華),海原エレナ(一条境,セン),理多(一条鈴音),桜あずき(一条澪緒),桜川未央(明日原アルル,明日原クララ),楠鈴音(クローディア・ギグス),夏木田栄(明日原千鳥,埠藤みさき),いちごみるく(橘麒麟児),蘭丸(富士見流動),かわしまりの(明日原ミサ,シャンティ・スーラ),北都南(織部静,コマ),比留間京之介(一条昌和,モノッソイ),一条和矢(明日原士郎,富士見不動) スタッフ キャラクターデザイン・原画:すめらぎ琥珀 シナリオ:かずきふみ プログラム:eivon グラフィックチーフ:ふるかわあつし グラフィック:まっつー,Miewo,Miyuki Maruyama,服部,eno,あつお,紅雲,と~や,nao,ぽん介,彩つづら TIP:アサ WEB制作:杞槻 DTP:ごんちぃ 広報:ちきんぐ 音声効果:maru スクリプト・デバッグ:マイルドセブンスター,TAKUYA,貫十,ケンティス☆ブラック 音楽:一色由比,I ve Sound ムービー制作:神月社(Mju z) CV音声制作:有限会社ロックンバナナ CV音声収録:クラッシャー CV音声編集:リソゴ・スター,SOTA.T,薬屋ヒロポン,アベヲ 制作担当:いそこ 録音スタジオ:R/B2 STUDIO キャスティング協力:ロックンバナナ 販促協力:株式会社ヴューズ 企画・監督:マイルドセブンスター 制作:CandySoft 主題歌 「*bloom*」 作詞:KOTOKO 作曲:井内舞子 編曲:井内舞子 唄:KOTOKO Produced by I ve Sound エンディングテーマ 「春風ダンス」 作詞:天道紅緒 作曲:天道紅緒 編曲:天道紅緒 唄:茶太 Sound Vocal Producer:天道紅緒 produced by ARIELWAVE
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/108.html
916 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/03(日) 07 38 01 ID ML4VpDRK アニメ最終回は 二人で川原の土手に寝っころがって、全国大会の回想をするキリノとコジロー 「って俺ら全国大会で優勝してたのーーー!!?」 を(ネタで)妄想していたが 最近の展開を見ると本当にやりかねんから恐ろしい 917 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/03(日) 07 41 38 ID NsBSHdGT アニメ・バンブーブレード最終回 赤ちゃんを抱いたキリノ。傍らにはコジロー… キリノ「ここが私とお父さんが出会った場所なのよ」 と、部室を見上げながらEDへ 918 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/03(日) 07 51 14 ID NsBSHdGT もしくは… アニメ・バンブーブレード最終回 キリノ「むにゃむにゃ、もう食べれないっすよ…」 サヤ「おーいキリノ起きろー(ゆさゆさ)」 キリノ「むにゅ?あ、おはようサヤ~…あれ?コジロー先生は??」 サヤ「え?コジロー…先生?うちの学校にいたかなそんな先生??」 キリノ「それじゃあ…今までのことは…全部…夢?……そっか」 サヤ「変なキリノ~」 キリノ「あ、そうだサヤ」 サヤ「ん?」 キリノ「トイレ行かない?」 919 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/03(日) 08 42 36 ID /GbfUMiE キリノ「あれ…なんであたし泣いてるんだろ…」 920 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/03(日) 09 05 13 ID wlFfdm0l アニメ・バンブーブレード最終回 卒業式の答辞にて キリノ「私は…私たちは、何があろうと絶対勝つ!以上!」 そしてキリノは勝った 921 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/03(日) 09 49 09 ID HPuGcNU4 最終話 タマキとウラ タマ「キャアアアアアア!くらえキャリー!アトミックファイヤーブレード!」 キャリー「さあ来いヤマトナデシコオ!ミーは実は一週しかでないぞオオ!」 (ザン) キャリー「グアアアア!こ このザ・オリキャラと呼ばれる先鋒のキャリーが…こんな小娘に…バ…バカなアアアアアア」 (ドドドドド) キャリー「グアアアア」 リン「キャリーがやられたようだな…」 メイ「フフフ…奴はバンブーの中でも最弱…」 近本「タマキごときに負けるとはライバルキャラの面汚しよ…」 タマ「くらええええ!」 (ズサ) 3人「グアアアアアアア」 タマ「やった…ついにライバルたちを倒した…これでウラのいる桃竜学院の扉が開かれる!!」 ウラ「よく来たなタマキ…待っていたぞ…」 (ギイイイイイイ) タマ「こ…ここが桃竜…! 感じる…ウラの剣道力を…」 ウラ「タマキよ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『突きの封印解除』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」 タマ「な 何だって!?」 ウラ「そして部員たちはやせてきたので最寄りの剣道場へ解放しておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」 (ゴゴゴゴ) タマ「フ…上等ね…私も一つ言っておくことがあります この私に死んだ母親がいたような気がしていましたが、別にそんなことはありませんでした!」 ウラ「そうか」 タマ「キャアアアアア!」 ウラ「さあ来いタマキ!」 タマキの優勝がコジローをクビから救うと信じて…! ご視聴ありがとうございました! CM:ふぁんふーふふぇーほ 「キリノとコジローの一日」 次回予告:マテリアルパズル 第1話ミカゼとアクア
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2831.html
こちらをご覧ください。
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1717.html
タイトル 作成者
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1400.html
タイトル 作成者 忍風戦隊ハリケンジャー 10years after W・サード 忍者戦隊カクレンジャー(劇場版) W・サード
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2087.html
ついに悪魔の勝利は宣言された。この地球に、人間に希望は、明日はないのか!? チンピラたちが屋台を荒らしていた。 チンピラ「おい、明るくなる前にもらえるもんもらっとけ!」「急ごうぜ」 主人「おい、何だお前たちは!?」 チンピラ「どけ親父!!」 チンピラたちが屋台の主人に暴行を加える。 主人「やめろ…… やめてくれ!!」 チンピラ「食い物あったか!?」「取れるだけ取っとけよ!」「生きるためだ!!」「おお、あったあった」 チンピラは金と食料をもらっていこうとする。 主人「勘弁してくれよ、そればっかりは……」 チンピラ「うるせぇ!!」 主人「うわあああ!!」 チンピラがパイプを振ると、謎の男がパイプを受け止める。 チンピラ「誰だてめぇは!?」「邪魔すんな!!」 男はチンピラに挑んで倒す。 チンピラ「このぉ…… おい、日が昇るぞ!!」「日陰に入れ!!」「暑くなるぞ!!」 チンピラたちは姿を消す。 金を倒れている主人に渡す男。 主人「自業自得だな…… 夜が明けるこんな時間まで欲張って、商売していた俺の……」 主人が息絶える。 男がその場を去ろうとすると、新聞の記事を見つける。 その記事には「エクシードラフト隊長叶隼人 全国指名手配!」と書かれており、叶隼人の写真も載っていた。 もう1枚の記事には「紫外線率上昇止まらず!」「オゾン層完全消滅か!」とも書かれていた。 さらば特捜警察(レスキューポリス) 男はマンホールを開け、その中に潜って地下を進む。 そこに勝の姿があった。 勝「お帰りなさい、隼人さん!」 男がマントとゴーグルを取ると、それは隼人だった。 隼人、愛、勝の3人は食事を取っていた。 愛「上の様子は、どうですか!?」 隼人「都市の機能は、ほぼストップしてる…… 向き出しの紫外線のために、みんな昼間は外には出られず、ただひたすら、息を殺して夜を待っている。その鬱積が徐々に高まりつつある。多分今、世界中の街という街で、自分は手を汚さず、人間同士殺し合いをさせる。大門らしい、悪魔らしいやり方だよ全く……!! 俺に本部爆破の容疑を着せて、動きを取れなくしたのも、多分奴が……」 愛「ひどい!! もしも本当に神がいるのなら…… なぜこのような悪魔の振る舞いをそのままに!? どうして? わかってるわ。神も人間なんかどうでもいいのよ…… ただただ悪魔を倒したい、それだけなのよ!! 神の子だって、そのためだけの物なんだわ!!」 勝「大丈夫だよ、お姉ちゃん。お姉ちゃんも隼人さんも、詳しいことを教えてくれないから、何が起こってるかよくわかんないけど…… でも、僕は……お姉ちゃんを守る!!」 勝が愛に抱きつく。 勝「だから、大丈夫だよ……」 隼人(思えば、あの天使ミカエルが現れてから3ヶ月、時計のように正確に…… 地球は破局に向かって。所詮は、所詮は避けられない運命なのか!? いや、そんなことがあってはならない……!!) 上で物音が響く。 隼人「ここを動くな!」 隼人が上に上る。 リボルバックG-3を構える。 少女「パパ、怖い!」 父親「ここまで来ればもう大丈夫だ。しっかりするんだ……」 母親「あっ! あなた、ピストル……!!」 父親「この野郎! 何だ貴様!!」 父親が隼人に襲い掛かる。 隼人「やめろ!!」 すると熱気が父親に触れる。 父親「あちち……」 隼人「危ない!!」 父親が持っていたゴルフクラブが燃え始める。 父親「まったくわけがわからんのです。あんなに仲のよかったお隣の山本さん一家が夜中、突然襲ってきたんです…… 旦那さんや奥さんたちはもちろん、息子の満君までもが、包丁やスコップを振り上げて……」 隼人「同じだ。あの時と……」 本部で耕作と拳が大門に操られてリボルバックを乱射した時の記憶が甦る。 愛「ひょっとして、大門が…… 動いた!?」 隼人が立ち上がる。 隼人(いよいよなのか!? 悪魔の勝利がいよいよ…… いや、まだだ。まだ俺たちがいる限り……) すると少女が勝の腕に噛み付く。 勝「痛い、痛い!!」 愛「何するの!?」 隼人「どうした!? 何だ?」 勝「痛いよお姉ちゃん……」 隼人「大丈夫か勝!?」 愛が布で応急処置をする。 隼人「いったいどうしたって……!?」 一家が立ち上がり、隼人たちに襲い掛かる。 隼人「愛、勝、逃げろ!!」 愛「はい!!」 隼人「この人たちも大門に操られて…… 俺たちを襲うためにここへ!! 逃げるんだ!」 3人は上に逃げ込むが、前にも操られた人々が集まる。 隼人「やめろ!!」 隼人が食い止める。 愛「ああっ!!」 勝「お姉ちゃん!!」 隼人「さあ早く!!」 隼人たちは通路を通って逃げる。 しかし、前は行き止まりだった。 勝「隼人さん、行き止まりだよ!!」 大門に操られた人々が集まる。 隼人「大門に操られているだけの、あの人たちと戦うわけにはいかない……」 今度は床に煙が広がり、3人は落ちてしまう。 隼人「勝、愛……」 部屋中が明るくなる。 階段で下に降りると、地球が燃えていた。 隼人「ここはいったい……」 振り向くと桂木本部長、耕作、拳の遺体が横たわっていた。 そのそばにバリアス7やスクラムヘッドも停まっていた。 隼人「本部長、耕作、拳!!」 隼人たちの前に謎の影が現れる。 それはなんと、大門だった。 大門「ようこそ諸君。わが懐へ……」 隼人「大門…… 悪魔……」 大門「もう神の子も私のだ……」 隼人「愛、勝!!」 隼人がバリアス7に乗り込む。 隼人「実装!!」 隼人がバトルジャケットを実装。 シンクレッダーとなり、外に出る。 大門の攻撃がシンクレッダーを襲う。 シンクレッダー「バルカンカートリッジ!!」 シンクレッダーがヘビーサイクロンを乱射。 しかし、効いていない。 シンクレッダー「効かない……」 大門の攻撃によりシンクレッダーのヘルメットが吹き飛んでしまう。 それを拾う勝。 愛「勝……」 隼人「ぐあああ……」 隼人が倒れる。 大門が降り立つ。 大門「叶隼人…… ここまで抵抗した貴様に、チャンスを与えてやろう。戦え! 私を倒せ!!」 隼人「……」 睨み合う2人。 隼人「でやああっ!!」 2人のパンチがぶつかり合う。 大門が隼人の腹部に殴りかかる。 大門の猛攻に反撃の素手もない隼人。 さらに今度は大門は隼人の首を持ち上げ、殴る。 大門「隼人よ…… なぜ意地を張る!? 私の物になれ、隼人!!」 隼人「でやああ!!」 大門の膝蹴りと肘打ちが炸裂。 バトルジャケットから火花が飛び散る。 大門「もはや、地球も人間も全てが私のものだ。叶隼人…… お前の取るべき道は1つしかないのだ」 大門の猛攻は激しく続く。 大門「神と悪魔…… 善と悪…… 光と闇…… どちらでもいいではないか……」 大門は猛攻を続ける。 大門「生きろ!! 隼人、死んでどうなる? 私とともに生きろ!! 隼人」 愛と勝はただじっと見続けるしかなかった。 ふらつきながら立つ隼人。 隼人「いやあああ―――っ!!」 だが、大門の方が早く隼人にパンチを繰り出す。 大門の頬には血がついていた。 隼人のパンチが炸裂。 隼人「ふざけるな!! 狙いは読めてる。俺がお前の軍門に降ったとき、この地球が…… 完全に悪魔のものになったその時、神の子が生まれる…… 天使ミカエルの、カウントダウンの終点だ。そしてその神の子が、最後の審判を下す…… 一切の終わり。無だ!! お前の狙いはそこにこそある…… 神に人間を巻き込ませ、その神の手で人間を地球を、滅ぼさせる。たとえ自分自身も一緒に滅びようとも、完璧な破壊…… 破壊のための破壊! それがお前の、悪魔の最終目的なんだ!!」 大門が血をふき取る。 大門「さすがだな。その通り…… 今、私が滅びても、神が新たな人間を作り…… その人間の心の中に再び私が、悪魔が生まれる…… 死ね!!」 大門が煙に包まれていく。 煙が消えると、大門の髪型が立っていた。 大門の攻撃が再び隼人を襲う。 愛「うっ…… ううう……」 愛が突然腹部を痛め始める。 大門も腹部を痛める。 大門「おのれ…… 神の子が……」 愛「ああ―――っ!!」 愛の腹部から光の粒が放射され、耕作たちに浴びせられる。 3人の目が開く。 耕作「ここはいったい……」 勝「すごい…… お姉ちゃん! みんな、みんな生き返ったんだ!!」 隼人「本部長…… 耕作、拳!」 本部長「隼人…… 耕作、拳、実装だ!!」 耕作、拳「了解!!」 耕作と拳が強化トライジャケットを実装。 ブルースとキースはリボルバックを乱射。 しかし、全く通用しない。 大門は反撃に向かう。 2人のトライジャケットから火花が散る。 本部長「日向君!」 愛「本部長……」 隼人はバリアス7のコンピューターでシムを操作し始める。 すると大門が隼人の頭を握る。 シムが窓を攻撃。 それが開き、2人を吸い込もうとする。 本部長「隼人!」 ブルース、キース「隊長!!」 その中で2人がもみ合っていると、謎の光が大門を怯ませる。 隼人が落ちる。 その光に死んだはずのデビット秋葉の姿が映される。 隼人「デビット秋葉…… 光の戦士…… 生きていたのか!!」 隼人がエンブレードをヘビーサイクロンに装填。 隼人「サイクロンノバ!!」 大門「だああ―――っ!!」 大門はサイクロンノバによって地球に吸い込まれていった。 それにより地球は元通りとなり、正木警視監の乗る飛行機も戻ってくる。 本部長、キース、ブルース、日向姉弟が起き上がる。 キース「本部長……」 声「悪魔は滅びました!」 美香が姿を現す。 美香「あなたたちのおかげです。人類は救われたのです…… あなたたちの力を…… いえ、心を持ってすれば、神の子は必要ない。そこで、神の子の生命のエネルギーを使い、あなたたちを復活させたのです。もう大丈夫ですね…… 地球の、人間の未来を、あなたたち自身に任せます。永遠に…… フフフ」 美香が消える。 一同が目にしたのは、未だに倒れている隼人だった。 ブルース、キース「隊長!!」 愛「隊長!!」 勝「隼人さん!!」 ブルース「隊長!!」 愛「いや…… いやよそんな!!」 勝「隼人さん!!」 本部長「隼人!!」 ブルースとキースがヘルメットを取る。 耕作「嘘だろ!? 冗談だろ?」 拳「隊長…… 目を開けてください…… 隊長―――っ!!」 耕作「隊長!!」 愛「隊長……」 勝「隼人さん……」 本部長「確かに、確かに世界は救われた。だがこの男を死なせてしまったら…… 地球のために、人類のために、戦ってきたこの男を死なせてしまったら…… いったい何の意味があるというのだ!? これが神か? 神のやり方なのか!?」 これまでの隼人の活躍の記憶が甦る。 愛と勝が泣きじゃくる。 すると隼人の体が輝きだす。 隼人の目が開き、起き上がる。 戦いは終わり、奇跡は起こった。いや、それは奇跡ではない……人間が人間自身の手で勝ち取った勝利。未来そのものに違いなかった……だが人間が再びおごれる存在になったとき、神と悪魔の戦いは、その幕をあげるのだ!また再び…… 耕作「隊長……」 拳「隊長!」 愛「隊長……」 勝「隼人さん! 隼人さん!!」 愛、耕作「隊長!!」 勝「隼人さん……」 警視監の元に隼人たちが歩む。 警視監と本部長はしっかりと握手する。 ありがとう。僕たちは忘れない……君たちの戦いを、君たちの勇気を、君たちの愛を。いつの日かまた会おう……さらばエクシードラフト!さらばレスキューポリスたち!! おわり
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/975.html
第5話 たこやきよ、永遠なれ! あかり「できた—-!新作たこ焼き完成や☆」 (お久しぶりや☆道野辺あかりやで♡覚えとるか?今日は行成に新作たこやきを食うてもろてるんや☆) 行成「うん!うまい!」 あかり「ホンマ!?ほなもっとやくわ!!油ひいて・・・うあっちぃい」 行成「あかり!?大丈夫か!?」 あかり「油はねただけや。たいしたことあらへん」 行成「アホっ、早く冷やせ!」 あかり「わわっ」 行成「ちゃんと冷やしとかないとあとがのこっちまう」 行成が、あかりの手をひいて、蛇口の下へ持って行った。 あかり「行成っ、エエよ。もう手ェはなして」 行成「ダメだ」 あかり「た・・・っ、たこやきコゲるし」 行成「その言い訳にはのらん!大人しくしてろ!」 あかり(行成・・・) 夜、あかりが店の掃除をしていた。 あかり「あーーーッ、ホンマにドキドキしたわ—-っ、行成があんな強気でくるなんてな」 (はーーーー、なんや、まだ心臓バクバクゆうとるわ) そこで電話が鳴り、あかりが受話器を取った。 あかり「まいど!「ひめたこ」東京店・・・」 父「おかりか!?」 あかり「オトン!」 父「今スグ大阪に帰ってこい!!」 あかり「---え」 父「最近ウチの店をツブそうと企むふどどき者がおってな、おまえの力が必要なんや」 あかり「いっ、今スグか!?」 父「ああ、それからな、これを機におまえには本店をついでもらう。これからはずっと大阪におれ!!」 あかり(ウチを「ひめたこ」本店の店長に!?) 「そ、そんな急な」 父「ほな荷物まとめて帰れよ」 あかり(大阪に・・・帰る。大阪に帰ったら行成と会えんくなる—ーー!?) 翌日。 あかり(全然ねむれんかった・・・・はよ帰らなオトンまってるのに・・・) 行成「あかり、元気ないな」 あかり(どないしよ、行成に言うべきか))「あ・・・」 店員「あかりさん大変です!!あの人が勝手に店でたこやきをやいてるんです」 店の中で、着物の少女がたきやきを焼いていた。 少女「はいおまち」 あかり(なっ)「おまえ誰や!何勝手に店入っとんねん」 少女「ウチか?ウチはな・・・・」 「世界をおおいつくす黒いたこやき、「黒たこ」のたこやき姫」 「通常「B・T・D」(ブラック・タコホール・団)の日下部ほたるや」 ほたるが、鉄板の上に腰掛け、ポーズを取った。 あかり「「B・T・D」・・・・!?」 店員「てか、鉄板熱くないんでしょうか・・・上にすわってますけど」 ほたる「我が目的はすべてのたこやき屋を支配すること・・・今の日本一は「ひめたこ」のたこやきやと、きいた。ならばそれをたおせば、我々がナンバーワンや!!」 あかり「そうか!おまえか!オトンのゆうてたふとどき者は!ウチをカンタンにたおせる思たら大ちがいや」 ほたる「ほな勝負開始といくか!!」 あかり「うわっ」 ほたるがあかりを押しのけて、調理を始めた。 ほたる「そら!もうやきあがるでェ—----!」 あかり(なっ、なんちゅうすばやい手つきや) ほたる「これがウチのたこやきや!!」 あかり(!?) 店員「なっ、なんですか、あのたこやきは!?ソースも何もかけないなんて」 行成「あれは・・・!たこやきでもダシにつけて食べる、明石やきだ—-!!」 客たち「明石やきってオレはじめて食う!」 「私も!」 客たちが、ほたるのたこ焼きを食べた。 客たち「卵がたっぷりで、やわらかくふわふわの生地。アツアツのダシ汁に身も心もプカプカ浮かんでゆく」 「なんて軽い食感なの!!」 「ここは雲の上。空をおさんぽするわ—-!!」 あかり「ウチかて、ウチのたこやきかて負けへん!」 あかりが、たこやきを作り始める。 ほたる「へぇ、けっこうエエ手さばきやな。あんたが大阪に帰ってきたらエエライバルになるわ。あんたが「ひめたこ」の後継者なんやろ?」 あかり「せや!ウチが大阪帰ったらあんたらなんかスグやっつけたる・・・!!」 (大阪に帰ったら—-行成、そうや、ウチが大阪行ったら行成とはなればなれになるんや・・・本店をつげるなんて料理人としてめっちゃうれしい。けど、そのために行成とはなれるなんて—--・・・) 行成「あかり!コゲてるぞ!!」 あかり「にょわあああっ、くっ」 行成「あかり!?ど、どうしたんだいったい!?」 あかり「はい・・・おまち」 あかりが完成したたこやきを出すが・・・ 行成「い・・・いただきます・・・」 「・・・これは」 客たち「オレ・・・もういいや」 「オレも」 「明石やきもう一皿くれる?」 「あー—私も」 ほたる「勝負あり・・・やな。さあ!とっとと出ていけ!」 行成「あかり!どうしたんだ、さっきのたこやきは!?いつもの味が全然出てなかったぞ。たこやきやいてる最中に何考えてた。おい!あかり!!あいつらに店をとられてもいいのか!?」 あかり「エエねん・・・別に店がのうなっても、ウチはたこやきさえ、やければどこにおってもエエんや」 行成「おまえがそんなこと言うなんて・・・・見損なったぞあかり!!」 その後、「ひめたこ」東京店を乗っ取った「B・T・D」は繁盛していた。 レポーター「それでは今日は「B・T・D」の日下部ほたるさんをインタビューです。「B・T・D」はずいぶん店をふやしてますね」 ほたる「あたりまえや!「B・T・D」がオンリーワンでナンバーワンなんや!」 あかりは、それを見かねて、離れようとした所を転んでしまう。 あかり「あっ」 メイ「まったく・・・こんなことになるなんて、本っっ当なさけない人ね」 メイ、シンディ、ライラ、アーサー。これまであかりが料理勝負を通して出会ってきたみんなが来ていた。 ライラ「あかりちゃん大丈夫ですか!?ヘルプに来まシタ」 シンディ「おまえはわたしがたおす!こんな所でへたってんじゃないよ」 アーサー「姫のピンチとあらば火星だろうと地獄だろうと参りますよ」 あかり(みんな—-・・。) あかり「よう・・・来てくれたな・・・!」 アーサー「もちろんです姫♡」 シンディ「あたしはたまたまニッポンに観光に来ただけだ!お前のためじゃない」 メイ「負けてだまって逃げるなんて、あんたいったいどーしたのよ」 あかり「ウチ・・・どないしてエエかわからんくて、行成ともケンカするし、店ものっとられてもーて・・・」 メイ「バカねえ!とられたら、とりかえしなさいよ」 シンディ「そうだ!それでもキサマ、ヤマトナデシコか!!」 ライラ「おふたりとも、コトバがすぎマス。あかりちゃんでも逃げ出したくなることあるんデスね。うちあけてくれて、うれしいデス」 アーサー「さあ姫!僕の胸にとびこんでおいで!」 シンディがアーサーを押しのける。 アーサー「あん」 シンディ「キサマかってに逃げ出すなんてゆるさんぞ!キサマともう一度戦うためにうみ出した中華風ホットドックだ!!」 あかり「うまそうやな」 メイ「ちょっとやめてよ、中華料理のイメージがくずれるじゃない。まあ、何よ、このパサパサのパン!ゆるせないわ」 シンディ「なんだと!」 あかり(そうや、みんなこうして料理でぶつかりあって・・・わかりあってできた・・・大切な仲間や。みんなみんなたこやきを通じて出会った仲間なんや—――・・・よっしゃ) メイ「ちょっと!どこへ行くのよ」 あかり「きけ!日下部ほたる。そこはウチの店や!このままおまえのモンにはさせん!!もう一回ウチと勝負せエ!今度こそウチが勝つ!!」 レポーター「おおっと!「ひめたこ」の店員のようです。日下部ほたるさんに戦いをいどんでいます!たこやきvsたこやきです」 その中継を、行成が見ていた。 行成「あかり!?」 あかり「ちょおマイクかりるで」 レポーター「えっ、ちょっと!」 あかり「この勝負ウチの東京での修行の集大成や。勝っても負けてもウチは大阪に帰る。でもその前に行成、あんたにウチの本気のたこやき食うてもらいたいんや」 ほたる「ま、何回勝負しても同じやろうけどな。うけてたったるわ! 来週の秋祭りでどっちが人気あるたこやきを作れるか、アイデアたこやきで勝負や!!」 秋祭り当日。 レポーター「さあ!世界同時中継、たこやきVSたこやき。まずは「B・T・D」日下部ほたる!!」 ほたる「はいおまちっ」 客「な、なんだあ?フツーのたこやきじゃねェのか?」 ほたる「フフフ」 客たちが、ほたるのたこやきを食べた。 客たち「!!!」 「なんだこれは!?ぷにぷにモチモチしている!!」 「たこやきを食べているのにこの弾力!!食感が気持ちいい~~っ」 ほたる「これは生地に片栗粉うぃ入れたんや。そうすることでモチっとした食感を出すことができる!韓国のチヂミの追うようやな」 客たち「へぇ―――っ」 「この食感は新しいよ」 ほたる「トーゼンや!ん?なっ、なんや、あのたこやきは」 あかり「はいおまちっ」 ほたる(まるで虹や、七色の虹や――――!) レポーター「七色のたこやき・・・いったいどんな味なんだろう!?」 客たちが、あかりの七色のたこやきを食べた。 客たち「こっちは赤、こっちはグリーン。ひと口ひと口、次々に豊かな自然の味がやってくる。まさに心にかかった大きな虹のかけはしをかけおりていくよう・・・!」 あかり「これはな、野菜で生地に色をつけたんや☆」 明石さん「紫キャベツやほうれん草など色の濃い野菜を使ってね。紫キャベツはゆがき汁を使っていろんな色が出せるよ」 あかり「虹の色は仲間のイメージや、たこやきが多くの人との出会いをくれた」 (そう・・・たとえ大阪と東京で場所がはなれとっても、たこやきが心と心を結んでくれる) 「これがウチの究極のたこやきや!!」 ほたる「~~~くっ」 レポーター「すごいすごい!両者一歩もゆずらず同点!!さあ!いよいよ最後のたこやきになりました。これですべてがきまります!運命を握る最後のお客さもどうぞ!!」 行成「あかり・・・よく・・・やったな」 最後の客は、行成だった。 あかり「・・・ゆき・・・なり」 行成「うまかった!サイコーのたこやきだ!」 行成があかりを抱きしめた。 アーサーは驚愕するが、メイは優しい眼差しで見ていた。 レポーター「101VS100ということは・・・」 客たち「あかりちゃんの勝ちだ―――――真のたこやき姫はあかりちゃんだ――――」 ほたる「野望・・・ついえたり・・・・か。ウチは考えもせんかったわ、たこやきが人と人とのきずなを結ぶなんてな・・・」 翌日、あかりは行成達に見送られて、大阪行きの電車に乗ろうとしていた。 あかり「みんな世話んなったな」 ライラ「あかりちゃん元気でね・・・」 メイ「心配しなくても元気でしょーけど」 アナウンス「新大阪行きが発車します」 行成「・・・・あ」 「あかり・・・!オレは毎日大阪に行くぞ!!オレはあかりのたこやきも、あかり自身も大好きなんだ!!」 あかり「ウチも・・・ウチも大好きや!!」 (たこやきとウチらのきずなは永遠やーーーーー!!) 数日後 あかりは東京に出戻りしてきた。 あかり「オトンにまだまだ修行が足りん言われた。またよろしゅうな」 また新しいたこやき伝説がはじまる! (おわり)